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これが「怪演」、それだけで見て損しない。話題沸騰の「JOKER」がヤバすぎる!

2019年製作/122分/R15+/アメリカ
監督:トッド・フィリップス 主演:ホアキン・フェニックス 

BLENDA:4.5 Yahoo!映画:4.12 映画.com:3.9

ライター:S・Y

第79回ベネチア国際映画祭で、DCコミックスの映画作品としては史上初めて最高賞の金獅子賞を受賞し、第92回アカデミー賞でも作品賞ほか11部門でノミネートされ、主演男優賞と作曲賞を受賞した2019年最大の話題作。

「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化。

「バットマンシリーズ」をみたことが無かった私が、その時通っていた整体のイケメンで映画好きな整体師のお兄さんに「受け取り方で善と悪が変わる」「何より主演のホアキン・フェニックスの快演がヤバイ」と勧められ、楽しみに観に行った1本。

前情報として、お兄さんから聞いたホアキン・フェニックスのストイックさがヤバイという話をしておこう。まず、ホアキンは2010年の「容疑者、ホアキン・フェニックス」という映画を撮影するために、2008年に突然俳優を引退してラップミュージックに専念すると宣言し、2年間世間をリアルに騙し続けたという逸話の持ち主。見た目もひげもじゃにロン毛のダーティスタイルに。それが嘘だと知っていのは監督で義理の弟(当時)であったケイシー・アフレックとホアキンの二人だけ。それが全て映画のためだったとネタバラシをした際も、なんだ冗談だったのかと笑って受け入れてくれる人は少なかったらしく、人々の怒りを買うほどにリアルな言動をしていたのだそう。

そんな趙ストイックなホアキンが、今回はアーサーを演じるために3ヶ月で約23キロという過酷な減量に挑戦、そして鬼気迫るあの快演に繋がる。

さて、本題に入ろう。
この映画を一言で言うと、「ホアキンの怪演がただただヤバイ!」。
アーサーが狂気に変わる瞬間や、カリスマとなっていく表情、指の先まで怪演だった。それだけでも観る価値のある作品だ。

本当は母親思いの心優しい青年だったアーサーは、感情に反して反射的に笑ってしまうと言う持病のため、周りからひどい扱いを受ける。
アーサーだって、最初は善人だったのに。

「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを目指していたアーサーは、高齢の母親の面倒を見ながらピエロとして大道芸を披露しながら底辺の生活からなんとか脱しようと懸命に生きていた。そのアーサーの心が周りの人たちからの心ない仕業に徐々に蝕まれていくその様に、どんどん感情移入してしまった。

狂気が芽生えた瞬間のこの表情がまじで怪演

そして、その時が来る。大好きだったコメディアンの裏切りにより、憧れが狂気に変わった瞬間。JOKERの誕生。

向こう側に行ってしまった彼だけど、自分に対して害を加えなかった人には害を加えなかった。そう、目には目を、歯には歯を、を実践しただけ。なので私はアーサーにとても共鳴できた。

どんどん迫力を増していく。オーラがやばい。

そしていつしか、群衆を動かしていくアーサー。

ラストシーン、群衆によって「カリスマ」が誕生する。このシーンが本当に圧巻。ああ、整体師のお兄さんは本当に的確なコメントをいつもくれる。善と悪の境目、それは本当に紙一重の脆いものなんだ。
あまり今まで犯罪を犯してしまう人の側の気持ちを考えられなかったけれど、はじめて、本当にギリギリの人がいて、社会によって向こう側へ追い出されてしまう人っているんだ、とじんわり理解した。社会のせいにするのは卑怯だとずっと思っていたけれど、本当にギリギリの人がいて、そういう人も本当は善人だったのに、という人がいるんだと、それは純粋にかわいそうだなと思えた。

何はともあれ、ホアキン・フェニックスの怪演が本当にやばい。一瞬の隙もない。息ができない。あっという間の2時間。

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