1. HOME
  2. ブログ
  3. 圧倒的なリーダーシップ。ディカプリオ降臨「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

圧倒的なリーダーシップ。ディカプリオ降臨「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

2013年製作/179分/R18+/アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ 主演:レオナルド・ディカプリオ

BLENDA:4.2 Yahoo!映画:3.6 映画.com:3.6 Amazon:4.2

ライター:S・Y

レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督がタッグを組んだ、実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの半生を描いた実話。22歳で念願のウォール街に飛び込むも、ブローカーデビューのその日に会社がまさかの倒産。そこから地元の小さな株屋から成り上がり、26歳で自分の会社を設立、瞬く間に這い上がり「ウォール街のウルフ」と呼ばれる存在に。

最初は薄汚い倉庫のようなオフィスで、地元の学歴も職歴もお金もなさそうなメンツのかき集めメンバーからスタートします。

もっとも、一番最初から最後までずっと仲良しの相棒となるドニーも、近所のファミレスで話しかけられ、意気投合しただけの関係。でも、ドニーとはいつも一緒にいて、ずっと仲良しなんです、こういう存在って羨ましい。

莫大な資産を手に入れて豪遊する一方で、当たり前のようにドラッグを常用し、どこまで実話なのかしら?と疑問が湧くほどディカプリオ、いつもラリってます。会社でも、自宅でも、パーティでも、どこでもいつでもドニー達と一緒に。豪遊やドラッグの描写はこの時代らしい感じで、ちょっと時代を感じてしまうのですが、当時は本当にやってたんだろうなと。

でも、ディカプリオってドラッグでラリっている役が多くて、さすが上手というか、違和感ない。でもそういうディカプリオは見飽きているので、近い時期に公開された「ブラッドダイヤモンド」の肉体派ワイルドディカプリオの方が個人的には色気を感じて好きです。

ラリってフェラーリに乗れないディカプリオ。

まあそれはさておき、ラリってはいても、やっぱりずば抜けた才能とリーダーシップがジョーダン(ディカプリオ)には備わっていて、財産も学歴もなかった一人の人間がここまで成し遂げるには、そういう情熱と強い意思と行動力、そしてついてきてくれる仲間に恵まれる(自分で見つける&リーダーシップによりついてきてもらう)ことが成功にはマストで必要だなって改めて感じることができる作品です。そのディカプリオの生命力溢れる演技を見ているだけでワクワクはできるので、3時間という恐るべき長丁場かと思ったのにずっと疲れず見終わることができた理由かな。

そして何よりも、私がこの作品について書きたかった一番好きなシーンは、「このペンを俺に売ってみろ」と言って、セールスの基本を教えるところ。成功の鍵は全てここにある。

なので、ラストシーンがあったからこそ、私はこの映画に高得点をつけました。

この、1本のペンの売り込み方さえ知っていれば、あとは努力とリーダーシップで成功できる。

こんなふうに、会社が成長していく過程は勢いがあって、愛社精神も強くて、一丸となって会社の成長を喜べる、そういう仲間と共にした時間って本当に宝物だなーと。正しくないこともいろいろあったけれど、いつも一緒にいてくれる仲間、苦労を共にした戦友。

最近邦画やアジアの映画を好んで見ることが多かったのですが、久々ディカプリオの映画を見て、やっぱりハリウッドは面白いなって改めて思いました。存在感とスケールと、演技がやっぱりすごいのかな。オーラと存在感。

見終わってとても清々しく、いいもの見たな〜と思えるおすすめの1本です。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事